石川研修その5

石川研修その5

前回の記事では、【工房雨ノ木さんへのインタビューの様子を前編としてお届けしました。
今回は後編として、実際のろくろ挽きの作業を見学させていただいた様子をご紹介します。


【工房雨ノ木】さんでは、後半に実際のろくろ挽きの作業を見学させていただきました。

まずは、かんなの研ぎから。
手早く、それでいて一切の無駄なく丁寧に刃を研ぎ上げ、ろくろ挽きの準備を進めていきます。





木取りされた材料をろくろにセットし慎重に中心を合わせると、
いよいよ迫力あるろくろ挽きが始まります。

かんなが木を削る心地よい音、ふわりと舞い上がる木くず、削りたての木の香り。
五感で木工の魅力を感じながら目の前で木材が次々と形を変えていく様子に、思わず見入ってしまいました。




そうして完成したのは、柄が細く美しいワイングラス!
その繊細な仕上がりに畑尾さんの高い技術力を改めて実感し、
スタッフからも思わず感嘆の声が上がりました。





さらに、特殊なかんなを用いた「加飾挽き」という技法も披露していただきました。

一発勝負の作業と伺い、見ているこちらまで緊張してしまいましたが、
畑尾さんは「いきます」の一言を合図に、ためらうことなくかんなを当てていきます。

迷いのない所作からは、長年培われた経験と確かな技術、そして職人としての自信がひしひしと伝わってきました。





【工房雨ノ木】さんでは、荒挽きは鈴木智子さんが旋盤で行い、
仕上げ挽きは畑尾勘太さんが手挽きで担当されているそうです。

効率化できる工程には機械を取り入れ、品質を左右する最後の仕上げは人の手で丁寧に行う。
現代の技術と職人の手仕事、それぞれの強みを生かしながらものづくりを続ける姿がとても印象的な工房でした。





これで石川研修の記事は終了となります。
改めまして、お忙しい中にもかかわらず快く取材にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。


今回の研修を通して、石川県の伝統工芸やものづくりの現場に触れ、職人の皆様の技術や思いを間近で学ぶことができました。
この経験を今後の活動にも生かしていきたいと思います!


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